スマート・ライフ・プロジェクト

Smart Life Project活動報告

2015年2月23日

【姿勢工房ストレッチングオフィス】転倒予防

伊勢市朝熊町の「住民健康増進」で講師のご依頼をいただきました。
テーマは「転倒予防の理解と体操」

平成25年、厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因を要介護度別にみると、要支援者では1位「関節疾患」が20.7%で最も多く,2位「高齢による衰弱」15.4%、3位「骨折・転倒」14,6%と続きます。
要介護4では 1位「脳血管疾患(脳卒中)」30.9% 、2位「認知症」17,3% 、3位「骨折・転倒」14.0%
要介護4とは日常生活動作及び手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、ほぼ全面的な介護が必要となる状態。さらに動作能力が低下し、介護なしには日常生活を営むことが困難となる状態。

転倒して骨折、骨折の為に筋肉を使わないので筋力が低下・・・特に女性は骨粗しょう症のリスクが高いので骨折には要注意。
特に骨折しやすいのは、椎体、大腿骨近位部、橈骨、上腕骨です。
大腿骨近位部を骨折すると、その後歩行が困難になり、結果要介護状態になる方が多いようです。いつまでも健康でいられるよう予防したいですね。そんなお話をさせていただきました。
☆実技
姿勢が悪いとバランスが崩れ、転倒の危険もあります、特定の筋肉や骨に負担がかかります。身体のバランス改善し安定した身体に。
「ストレッチ前は押されるとフラフラしてたのに、後は押されても安定してる~」と、皆さん喜んで下さいます。

膝の構造の説明後、ストレッチで正しい状態に改善することで蹴る力が強くなりました。
続いて、足が上がりやすくなる簡単ストレッチで効果が出て盛り上がります。

歪んだ姿勢でエクササイズしても、筋肉が正しく強化されないことがありますので、正しい姿勢に戻した後にエクササイズしましょう。
ウォームアップを兼ねて座ったままできる動的ストレッチで全身を動かし体温が上がってきました。

どなたでも簡単に筋力UPできるように、ゴムバンドを使いました。
全身の筋肉の1つ1つ説明をまじえてエクササイズ。運動方向を正しく、筋肉を意識することが大切。
最後に、 脳からの指令で身体が動きます。
頭では「転倒する」と解っていいても身体が動かない。。なんて事にならないように反射神経を良くする脳トレも。
しっかり頭で考えて素早く動ける。
遊び感覚で行いました。

【姿勢工房ストレッチングオフィス】転倒予防
【姿勢工房ストレッチングオフィス】転倒予防
【姿勢工房ストレッチングオフィス】転倒予防