「健康寿命をのばそう!サロン」開催報告
令和2年2月5日(水)にヤフー株式会社の社員食堂BASE11にて、「健康寿命をのばそう!サロン」を
開催しました。当日は「食から考える職場の健康づくり」をテーマに「健康な食事」の考え方等を活用した
「健康な食事・食環境認証制度(※1)」で認証を受けた企業の取組事例の紹介を行いました。
最初に女子栄養大学・大学院教授の武見ゆかり先生より、「健康な食事・食環境に関する最新の動き」に
ついてご講演をいただき、その後、ヤフー株式会社、東洋インキSCホールディングス株式会社、株式会社
い和多の3者より取組事例を紹介しました。
ヤフー株式会社の担当者からは、様々なアプローチ手法で取り組んでいる施策を紹介。「揚げ物税・お魚還元」
施策では、魚の喫食数の増加を目指すことを目的に、積極的に選んでほしい魚メニューを値下げし、普段から
選ばれやすい揚げ物メニューを値上げする仕組みをつくり、また魚をより喫食してもらうために、人気が高い
海鮮丼を提供する等の工夫についても紹介。更に、社員に分かりやすい情報提供をするために、独自に点数化
した食事バランスを示す指標をメニューに表示する等、様々な手法で自然と健康になれる環境づくりを実践
していました。
東洋インキSCホールディングス株式会社の担当者からは、スマートミール(※2)を活用した食生活改善施策を
紹介。施策設計時から健保組合と協業し、保健指導対象者に向けた食生活の改善プログラムとしてスマート
ミールを活用。対象者の結果が改善されたことをきっかけに、本社での取組から各事業所へ横展開を図り、
スマートミールを活用し、職場の健康づくりを推進していることを紹介してもらいました。
株式会社い和多の担当者からは、自社の中食による食事提供と栄養教育プログラムを紹介。3か月の間、週3回の
中食体験と紙面による栄養教育を行ったことで体重と腹囲が減少し、社員食堂を持たない企業でも、健康づくりや
健康教育の手段になりえるだろうと紹介。
更にスマートミールを導入してからは、健康経営に興味のある企業から問い合わせが増えたことや、導入したことで
体重が減った等、反響があったことを話してもらいました。
3者の事例紹介の後は、ヤフー株式会社で提供している、「スマートミール(※2)」を参加者同士で試食しながら
情報交換を行いました。
※注釈※
(※1)「健康な食事・食環境」認証制度:日本栄養改善学会が中心となり、生活習慣病関連の学会や関連企業等の
協力の下、民間主体で平成30年4月に創設された認証制度。外食、中食(持ち帰り弁当)、事業所給食で「スマート
ミール」を継続的に健康的な空間(栄養情報の提供や受動喫煙防止等に取り組んでいる環境)で提供している店舗や
事業所を認証するもの。
(※2)スマートミール:健康に資する要素を含む栄養バランスのとれた食事の通称。
<開催概要>
■日時:令和2年2月5日(水)17:30~19:30
■場所:ヤフー株式会社社員食堂BASE11
■テーマ:食から考える職場の健康づくり
■プログラム概要:※登壇者の肩書は当時のものです
・スマート・ライフ・プロジェクト推進委員会挨拶 斎藤敏一氏(スマート・ライフ・プロジェクト推進委員会委員長
/公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会会長/株式会社ルネサンス代表取締役会長)
・基調講演 武見ゆかり先生(スマート・ライフ・プロジェクト推進委員会委員/女子栄養大学教授)
・事例紹介:ヤフー株式会社 担当者
・事例紹介:株式会社い和多 担当者
・事例紹介:東洋インキSCホールディングス株式会社 担当者